REPORT
広告をつくろう@穏田キャットストリート商店会

立教大学薬師丸ゼミの学生さんと一緒に企画している
「穏田キャットストリート商店会の広告をつくろう」。

準備の様子は↓のレポートをご覧ください。
立教大学薬師丸ゼミ生とのコラボ企画①
立教大学薬師丸ゼミ生とのコラボ企画②

ぎりぎりまで資料に修正を加えて迎えたワークショップ。
今回は3日間連続のプログラムで、
1日目と2日目にインタビューを行い、
最終日は作った広告作品の発表をします。

参加してくれた小1から中2までの8名の子どもたちは、
メモをとりながら熱心に話をきき、
積極的に手をあげて質問してくれました。

また、司会進行などをしてくれた学生のみなさんは、
さまざまなトラブルにも落ち着いて、
笑顔で的確な対応をしてくれました。
さすがですね。

1日目

さて、1日目は、原宿にある唯一のお米屋さんの小池精米店と
出来立てほやほやのフードトラックBELL HOP SERVICEのお話を伺いました。

小池精米店は、学生の松村明奈さんがステキな店舗紹介資料を作成し、
店長の小池理雄さんに質問をしながら進めていきました。

小池さんの話に情熱が込り盛り上がってくると、
なぜか音声が割れて聞こえなくなるという謎の現象がおきましたが、
そこはチャット機能を使うなど機転を利かせて臨機応変に対応。


小池精米店は1930年に設立された歴史あるお米屋さんです。
ロゴは日本地図になっているのが分かりますか?
北海道から沖縄まで、それぞれの地域でとれた米粒を
地図上にプロットして作成した拘りのロゴです。

お米を精米して販売するというお米屋さんとしての仕事の他、
全国のお米を作っている農家を訪ねて農家の方と交流をしたり、
お米の味の評価をしたり、
学校などで講演会をしたり、
テレビやラジオに出たりと、
小池精米店の仕事に留まらず、
お米自体の魅力を広く宣伝して伝えることにも力を入れているとのこと。

子どもたちからの質問は、
・お米のおいしい食べ方は?
  →土鍋で冷水で炊く。
・人気のお米は?
  →コシヒカリ、つや姫、ゆめぴりか
・お米の魅力を一言でいうと?
  →こんなにおいしいものはない。日本人の誇り。
・一番の売れ筋のお米は?
  →魚沼のコシヒカリ

続いて、BELL HOP SERVICEは、学生の神谷一慶くんの質問に、
山田一歩さんがフードトラックの内外を映しながら答えるという
インタビュー形式で進みました。

BELL HOP SERVICEは6月にできたばかりのフードトラック。
コロナ禍で非常事態宣言が出ている中、
ごはんで街を元気にする!をモットーに
働いている人達に、美味しく、体によく、安いランチを提供することで、
街も元気にしたいと出店をはじめたお弁当屋さん。

元気にあいさつすることで、
近くで働く美容師さんやファッション関係の方と
顔見知りになるのが楽しいとのこと。


子どもたちからの質問は、
・お客さんが来た時に心がけていることは?
  →元気に挨拶すること。元気になる一言かけること。
・おいしいと言ってもらえると嬉しいですか?
  →すごくうれしいです。
・食材へのこだわりは?
  →世界中で食べられている鶏肉に拘り、
   様々な食べ方を紹介する。
・一番人気のメニューは?
  →チキンオーバーライスというアメリカの食べ物。
・それはいくらですか?
  →680円。

2日目

2日目はパタゴニア東京・渋谷と
ティファニー@キャットストリートのお話を伺いました。

昨日に比べて、司会進行の学生さんも、参加している子どもたちも、
Zoomに慣れ、説明も質疑応答もスムーズにすすみました。

パタゴニア東京・渋谷は、学生の山中駿くんが、当日の流れを考え、
それに対して、中村さんが資料を作成し、
当日は、店長の小川さんと共に店内の展示なども映しながら紹介してくれました。

ちょっと小学生には難しい内容かなぁーと心配していましたが、
写真などをたくさん使った分かりやすい資料のおかげで
メッセージはしっかりと伝わったようです。

パタゴニアは、
故郷である地球を救うためにビジネスを営むことを
ミッションステートメントに掲げ、
できるかぎり地球環境に負担をかけない方法を模索しつつ
アウトドア用のアパレル製品を作り販売しています。

今回は、
・オーガニックコットン
・リジェネラティブ・オーガニック認証パイロットコットン
の2つを中心にご紹介いただき、
これらの方法を用いてコットンを栽培することが、
どれだけ人にも地球にも良いのか教えていただきました。


子どもたちからの質問は、
・オーガニックコットンはどこで作ってる?
  →インドが多い。
・オーガニックコットンの値段は?
  →通常の安いTシャツが1000円程度なのに対して、パタゴニアのTシャツは4000円くらい。
   その理由は、フェアトレードで、皆がハッピーになれるよう、
   コットンやTシャツをつくる人にもその作業に見合ったお金を払っているから。
・1枚のTシャツにどれくらいのコットンを使っている?
  →およそ100-120g。
   毎回新しいコットンを使うのではなく、
   今まで使ったコットンTシャツをリサイクルして
   新しいTシャツに作りかえたりもしている。

必ずしも「安いからいい、新しいからいい」ではないと、考えさせられますね。

ティファニー@キャットストリートは、
洪(ホン)さんが、動画を使用しながら、お店を紹介してくださった後、
学生の鈴木香保さんが質疑応答を進行してくれました。

ティファニー@キャットストリートは、
2019年4月にOPENした日本初となるティファニーのコンセプトストア。
日本で唯一カフェが併設されている他、
キャットストリートにちなんでネコのモチーフをあしらった限定商品も販売。

若者も入りやすい、どこを切り取ってもSNS栄えするおしゃれなお店です。

子どもたちからの質問は、
・なぜキャットストリートに出店したの?
  →流行に敏感な若者にもティファニーの世界観を楽しんでもらうため。
・ジュエリーを販売する上で大切にしていることは?
  →お買い物だけでなく、ティファニーでの体験を楽しんでもらうことも大切。
   目の前のお客様との会話や時間をいかに楽しむか。
・接客の際に心がけていることは?
  →笑って帰ってもらうこと。
   お店に来ることで、ちょっと幸せになってもらいたい。
・ティファニーが提供したい世界観とは?
  →お客様の人生に寄り添えるブランドであるということ。
   ティファニーが傍にあることで人生がより豊かになる。
・一番売れている商品は?
  →キャットストリート店限定商品。
   その中でもハートのペンダントは大ベストセラー。
・素材へのこだわりは?
  →ダイアモンドには自信がある。
・ティファニーに就職しようと思ったきっかけは?
  →ティファニーのジュエリーがすごく好きだったのと、
   誰かを幸せにできる仕事がしたかったから。

3日目

3日目は、最終日。
みんなが作ってくれた広告を発表してくれます。

1日目と2日目のお店からのお話をきいて、
どんな作品が出来上がってくるのか。。。

発表の様子や、子どもたちの作品は↓にて紹介しています。
広告をつくろう作品紹介@穏田キャットストリート商店会

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