REPORT
広告をつくろう作品紹介@穏田キャットストリート商店会
広告をつくろう@穏田キャットストリート商店会の続きです。
3日目、2日間かけて行ったインタビューをもとに、
子どもたちが作品をつくり、発表してくれました。
午前中にお店のお話を聞いて、午後に広告を作成。
次の日も同じく、午前中にお店のお話を聞いて、午後に広告を作成。
そんな、非常にタイトなスケジュールにもかかわらず、
それぞれ2つの広告を2日間で仕上げて
発表に臨んでくれました。
手描きで描いたものを紹介してくれたお友達もいれば、
パソコンで作って画面共有してくれたお友達もいます。
立教大学の大学生も作品を作ってくれましたので、
子どもたちの作品とあわせて紹介します。
どれも力作です。
特に優秀作品に選ばれた作品は、
キャッチフレーズに注目してみてください。
「ストレートなフレーズが心に響いた」
「大人には思いつかない」
「是非使わせて欲しい!」と
お店の方のコメントからもキャッチフレーズに
込めた想いがしっかりと伝わったことが分かります。
また、今回ご協力いただきました4つのお店は、
すべて穏田キャットストリート商店会に所属しています。
穏田キャットストリート商店会の事務局長でもある
小池精米店の小池さんにご紹介いただいた
商店会の特徴も作品に表れているか見てみてください。
「いろんな人がいろんな思いで働いていて、
みんなの幸せのために動いている。」
「原宿の中でも穏田は特異なところで、
古いお店と新しいお店が上品に融合して、一つの街を形成している。」
小池精米店
優秀作品は努力米あります!。
お店からのコメント:
「努力米という言葉は、なかなかお米屋さん業界では出てこないので、とても新鮮。
お米には農家さんの努力が詰まっているということが、
消費者に伝わりやすいステキな言葉だと思う。
また、籾から玄米、白米へと変わる絵が、
ちゃんと少しずつ小さくなっているところに拘りを感じた。」
小池精米店を選んだ理由はお米に興味があったからです。毎日食べている事が当たり前だったお米がこんなにもたくさんの方々の努力が詰まっている。だから広告を「努力米あります」にしました。小池さんや農家の方々の努力が詰まった努力米をたくさんの人に食べてもらいたいです。
(小5 ゆくり)
私は、小池精米店さんを広告にしました。キャッチコピーは「日本人の誇り。お米。」です。今回インタビューに答えてくれた小池さんが「お米は日本人の誇りです」と言っていたのでこのキャッチコピーにして、習字のような文字にしました。小池さんの説明が面白かったのでたくさん入れ、枠はお米っぽいオレンジにしました。下にいる忍者や猫は穏田キャットストリートの名前に関連しています。この場所には昔忍者が隠れていました。そして猫はキャットストリートなので入れました。
(小6 Rio)
「米のかがやきはこころの輝き」育てたお米への思いを想像して、言葉を紡ぎました。お米は日本人を象徴する食べ物の一つであるため、食の多様化が進んでも、日本人皆で大切に守っていけたらと思いました。
(大学生 りやあ)
BELL HOP SERVICE
優秀作品はげんき1つくださいな。
お店からのコメント:
「わざわざお店に来てくれて、とにかくかわいかった。
”げんき1つくださいな”は、是非使わせていただきたい。
メニューにいれます!(笑)」
私がなぜベルホップサービスの広告を書こうと思ったかというと、自分も元気が欲しかったからです。昨日、実際にお店の前を通ったので、様子を見てみました。店長さんはお客さんとニコニコな顔で話していました。本当に元気を売っているんだと思いました。
(小1 トリム)
「からだにいい やすい おいしい お弁当」。笑顔でチキンオーバーライスを届けている山田さんを広告に入れて、お店に行きたくなるようにしました。
(小4 佳乃子)
説明が分かりやすく、新型コロナで元気のない人を元気付け、体にいい物を食べてもらうためにお店を出したので、その考えが気に入ったので広告を作りました。
(小5 しあら)
私がなぜベルホップサービスさんの企業広告を書こうと思ったのかというと、普通のお弁当屋さんではなく笑顔や元気で満ち溢れていることを伝えたかったからです。なので、背景にたくさんの虹色の丸を描いて、みんなの笑顔や元気を現わしました。黒いトラックはお店の目印になるように大きくしました。
(中1 日菜子)
「おはようチキン おつかれチキン」店員さんの元気な挨拶とジューシーなチキン料理の魅力が伝わるような表現を目指し、作品を作りました。
(大学生 りやあ)
パタゴニア東京・渋谷
優秀作品はぼくらは地球をすくう、Patagonia=自然を大切にする、
地球にやさしいアウトドア、地球孝行しませんか、、
それぞれの視点がどれも素晴らしくて、どうしても選べないということで、
すべてが優秀作品ということになりました(笑)
私が広告にパタゴニアを選んだ理由は、世界のためにもリサイクル商品やオーガニックコットンなどを使ってアウトドア商品を作っているからです。私がなぜこの広告の絵にしたかというと、この絵は、海や、そら、山を表したきれいな世界を表現してみました。 私も、かんきょうに優しい商品を買いたいと、思いました。
(小4 八木十)
パタゴニアさんの気に入ったところは、自然を大切にしながら服を作り、食べ物も売っているのがすごいと思いました。
(小5 しあら)
私が考えたパタゴニアさんのキャッチコピーは、「地球にやさしいアウトドア」です。地球にやさしいというのは、パタゴニアさんのミッションステートメントが「故郷である地球を救うためにビジネスを営む」だからです。また、アウトドアの服や食べ物を作って売っているので「アウトドア」を付けました。コットンにこだわっていると言っていたので、コットンの説明を入れました。下地の色はアウトドアをイメージして薄いグリーン色にしました。下にいる忍者や猫は穏田キャットストリートの名前に関連しています。この場所には昔忍者が隠れていました。そして猫はキャットストリートなので入れました。
(小6 Rio)
キャッチコピーの「地球孝行してますか」の「地球孝行」は親孝行とかけていて、今まで地球にお世話になっていた分、地球に優しい商品を買おうという意味を込めました。また、「してますか」と問いかけることで地球孝行がどういうものか考えてくれると良いなと思いました。そして、背景をパタゴニアのロゴにすることでパッと見でパタゴニアの広告だと分かります。
(中1 日菜子)
「空も、大地も喜ぶ T-shirt」 環境にやさしい方法でTシャツ等を作り、販売されていることが、もっと多くの人に広まったらいいなと考え、このような表現をしました。
(大学生 りやあ)
ティファニー@キャットストリート
優秀作品は笑顔とおしゃれでNo.1。
お店からのコメント:
「一番こだわってくれた笑顔の”え”のスマイルの部分が
ティファニーの人気商品になっているのと、
ジュエリーブランの中でNo1になりたいという想いから選びました。」
「えがおとおしゃれでNo.1」ティファニーの人気のデザインのにっこりマークと、笑顔になった時の口元を、”えがお”の”え”の文字につけて、ティファニーっぽくなるように工夫しました。
(小4 佳乃子)
Tiffanyの店員さんがキラキラしていてTiffanyの広告を作りたいと思いました。
お父さんとお母さんが結婚する時にお父さんがお母さんに贈ったTiffanyの指輪をお母さんは今も大事にしています。今コロナウイルスで大変な世の中だけどTiffanyさんのジュエリーを身につければお母さんの指輪のように無敵なお守りみたいに幸せになれると思い、無敵なジュエリーという広告にしました。
(小5 ゆくり)
「すぐそばに 小さくて 大きなときめき」 煌びやかなダイヤモンドや、アクセサリー等は、生活に大きなときめきを与えてくれる品物だと思い、このような表現をしました。
(大学生 りやあ)
感想
最後に子ども達と保護者に感想を聞いたので、紹介します。
<子ども達>
・いろんなお店のことを学べて勉強になった
・Zoomや広告作成などパソコンを使えたのが面白かった
・(小1という最年少で)優勝できてうれしかった
・(行ったことがあるお店も)知らない話がたくさん聞けてよかった
・店舗名は知っていても、やっていることが想像していたことと違って、面白かった
・(中2男子)ティファニーで初めて宝石を見れて楽しかった
<保護者>
・絵を書くことに苦手意識があり、参加を迷っていたのですが、娘なりに携帯で資料を集め、下書をしたり、6時間も集中して広告を作っていました。
・娘のひいじいさんが以前新宿でお米屋さんを営んでいた事や、原宿のパタゴニア店で夫が買い物した事もあり、いろいろな繋がりがあり楽しかったようです。
・お店を巡ってくることができました。どのお店も優しく丁寧に対応して下さり、笑顔いっぱに帰ってきました。
みなさん、3日間本当にありがとうございました。
また、ご協力いただいた店舗の皆さんはどこも太っ腹。
参加した子ども達全員にプレゼントを用意してお店で待っていてくれるとのことです。
みんな、プレゼントをもらいにお店をまわって
穏田キャットストリート商店会ツアーをしてね!
ありがとうございました!!!